Slackチャンネル名変更に伴って発生する要チェックなポイント
組織再編に伴う名称変更は度々ありますが、2025年1月の再編の影響範囲はやや大きめとなりました。
AWS事業本部がクラウド事業本部に変更となったことでチャンネル名でも部門チャンネルについては「aws」から「cloud」への変更を行いました。部署チャンネルと比べて参加者数が非常に多いため、影響が大きくなっています。
Slackの連携機能を使用する際、投稿先チャンネル名を指定することもあります。広範囲の変更が発生した場合、どの程度まで対応が必要なのかを事前に把握しておくことで、精神的な負担を軽減できます。以下、実際に発生した弊社内の対応事例に基づいて具体的な内容を説明していきます。
今回の対応範囲
設定変更の手間を考慮し、管理者権限が不要な箇所と、メッセージのやり取りが活発なチャンネル(通知用チャンネルを除く)に対象を限定しています。
- King Of Time拡張
- Slackチャンネル
- Slackワークフロー
- Notion
挙げた4つのうち、Slackチャンネルの変更には有料プランのチャンネルマネージャー機能が必要です。この機能は2022年8月にリリースされましたが、それ以前に作成されたチャンネルにはチャンネルマネージャーが設定されていないため、すぐにチャンネル名を変更することができません。チャンネル名の変更には、まずワークスペース管理者がチャンネルマネージャーを設定する必要があります。
対応手順
King Of Time拡張
投稿先チャンネルを変更します。
Slackチャンネル
チャンネルマネージャーを設定します。各チャンネルで100名まで設定できます。冗長性を維持するためにも複数人入れておくとよいでしょう。
上記の表記になっている場合は未設定です。
Slackワークフロー
ステップでのポスト先指定はチャンネル名変更に追従してくれます。
投稿メッセージ内で手入力したチャンネル名については修正が必要です。
Notion
NotionはSlackメッセージのプレビューやメンションのような補完をチャンネル名に対しては実施してくれないため、常に手作業による修正が発生します。
頻繁に特定のチャンネル名を記載する場合は、チャンネルごとに解説ページを作成することをお勧めします。ページ名をチャンネル名とし、URLプロパティにチャンネルURLを設定します。これにより、チャンネル名を直接記載する代わりにページメンションを使用できるようになります。チャンネル名が変更された際も、ページ名を変更するだけで済むため、作業効率が格段に向上します。
あとがき
チャンネル名を変更してもURLには変更が発生しません。今後Slackへの通知を行う場合にチャンネル名とWebHook URLの2つが選択肢として用意されているなら、WebHook URLを用いておくとよいでしょう。